オンライン仮想通貨ウォレット利用の7つのリスク

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仮想通貨の普及に伴い、オンラインウォレット(ホットウォレット)を利用する人が増えています。これらのウォレットは利便性が高くスマートフォンやPCから簡単にアクセスできるため、初心者にも人気。

ただしその反面、多くのリスクが内在していることも無視できません。そこでここでは、オンライン仮想通貨ウォレットを使う際に直面しやすい7つのリスクについて詳しく解説していきます。正しく使えば非常に快適で便利なオンラインウォレット。仮想通貨 ウォレット ランキングでは安全で安心して使えるウォレットを厳選して紹介しているので、自分にぴったりのものを選ぶことができます。リスクを理解した上で、賢く使いこなしましょう!

ハッキングによる資産流出

オンラインウォレットは常にインターネットに接続されているため、ハッキングの標的になりやすいという特性があります。特に取引所に紐づいたウォレットや人気の高いサービスはサイバー攻撃を受ける頻度も高く、一度不正アクセスがあればウォレット内の全資産が盗まれるリスクもあります。

セキュリティの甘いパスワードや、2段階認証を設定していないユーザーは特に危険。パスワードは強固なものを作成し、必ず2段階認証を設定することでハッキングを防ぐ環境は整えておきましょう。

フィッシング詐欺への脆弱性

メールやSNSなどを通じて偽のログインページへ誘導するフィッシング詐欺は、仮想通貨分野でも頻繁に見られます。たとえ公式のように見えてもアドレスが微妙に異なる偽サイトであれば、ログイン情報を盗まれてしまう可能性があります。

オンラインウォレットを使う際は公式URLをブックマークし、検索結果から不用意にアクセスしないことが重要です。

プラットフォームの運営停止リスク

オンラインウォレットの多くは民間企業やスタートアップ企業が運営していて、経営不振や法律的問題によって突然サービス停止となることもあり得ます。実際に過去にはウォレット運営会社や仮想通貨取引所が破綻した結果、ユーザーが資産を引き出せなくなった事例も存在します。

常に資産を分散し、ひとつのウォレットに依存しないことがリスク回避につながります。

不正アプリや偽ウォレットの存在

スマートフォンで利用可能なウォレットアプリの中には、公式に見せかけた偽アプリやマルウェアを含んだアプリも存在します。これらをインストールしてしまうと入力したパスワードやシードフレーズが外部に送信され、資産が勝手に引き出される危険性があります。

インストール前には必ず開発元の確認とレビューの精査を怠らないようにしましょう。

ウォレットの乗っ取りによる資産喪失

ユーザーが自らの端末やメールアカウントを乗っ取られた場合、オンラインウォレットにも不正アクセスが可能になってしまいます。特にメールアカウントとウォレットアカウントが連携している場合は、メールを通じたパスワードリセットなどで簡単に乗っ取りができるようになってしまいます。

そのため、複数の認証手段を設定することや、メールサービス自体のセキュリティ強化も重要になってきます。

シードフレーズの管理不備

オンラインウォレットでも、シードフレーズ(リカバリーフレーズ)は自分で保管しなければならないタイプのものがほとんど。このシードフレーズを紙に書いて放置したりパソコン内に暗号化せず保存していると、物理的な盗難やマルウェアにより流出する可能性があります。

クラウドやメールに保存するのも危険で、最も安全なのはオフラインでなおかつ暗号化した保管方法です。とはいえシードフレーズは紛失してしまっても資産へアクセスできなくなってしまうので、オンラインウォレットを使う際は安全かついつでも自分だけアクセスできる保管方法を事前に考え出しておく必要があります。

法的保護の不十分さ

万が一オンラインのホットウォレットに預けていた仮想通貨が何らかのトラブルで消失してしまっても、銀行預金のように法的に保護されることは基本的にありません。多くの国では仮想通貨は資産としての明確な保護制度の対象になっておらず、トラブル発生時には自己責任となるケースがほとんどです。日本では一部業者に対して資産分別管理が義務付けられていますが、海外ウォレットや無登録業者ではこうした規制も適用されません。

そのため、オンラインウォレットを使う場合はなるべく大手の開発者が運営している評判の高いものを選ぶことが推奨されます。

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